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八方尾根で実習


1960/12/26八方尾根

1960/12/26 高3八方尾根

1961/1/7 白馬東急
■1960年12月26日(月)
入社前実習と言うふれこみで、長野県出身の者が白馬観光のアルバイトにかり出された。期間は12月26日から1月10日までとあったが、校長には学校が始まるため早く帰ってきなさいと言われた。 しかし、担任の先生が心配してくれ、実習なのだから10日までいて良いと言われてでかけた。

実習と言っても、売店の売り子やゴンドラやリフトの切符切りであり、2〜3人づつに別れて配属された。 自分は池君、古君と共に兎平から下に向かう第一リフトとなった。
そこでは年輩の季節労働者にあしらわれ、彼らは家屋の中で切符売りを行い、我らがほとんど雪の上に立っていた。足が冷たくて冷たくて、学校の関係で先に帰る人は8日で帰って良いと言われたので、古君と共に文句なく帰ってきた。池君は最後まで残ったようだけど、当時からまじめだったのだ。

仕事中、社長が長男と一緒にスキーに来て、直接リフトで案内したり、営業中のリフトが故障してお客を竿で降ろしたりと、いろいろあった。仕事を始めて1週間くらいは毎日雪が降り続き、一晩で1メートル位積もったこともあった。
実習の最後の日、白馬東急ホテルに泊めて慰労してくれた。
寒くてつらかったが、長野県出身同期生の交友を深めるよき出会いであった。