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韓国民族村見学記

ビビンバ定食は本当にうまかった。
1996/12/7 民族村
■96/12/07(土) 曇り
同行者は、國、押、松、荒、山、私の6人。地下鉄1号線市庁駅から直通の電車に乗るのがよいとガイド本にあったため、市庁駅に向かう。ホテルからすぐ近くだ。

10時20分市庁駅。韓国民族村のある水原駅までの切符を券売機で購入しようとしたが、ハングル文字で全然分からない。窓口でなんとか切符を購入しホームへ降りたが、ここでも行き先が読みとれない。ホームには時刻表が無く、電車の行き先表示もハングル文字主体(小さく英語表示のある電車もある)で全然読みとれない。水原行きの電車を探して、何台か見送ってそれらしき電車に乗る。
市庁駅は券売機および改札は全て自動化されていて、駅員の姿は見あたらない。改札ゲートは日本と違い、一人一人が回転棒を押して通り抜ける方式だ。自動化されていない人のためのゲートもあるが、駅員はいない。定年退職したような年輩の方が案内(ゲートのつまり等のトラブル対策をしているような感じがした)していた。
電車は広軌(新幹線と同じ)であるため、車内は広い。車内は最初混んでいたが、ソール駅を過ぎ漢江を渡った頃より空いてきて、6人全員座れた。徴兵制があり土曜日のせいか、車内やホームで迷彩服を着た兵隊によく行き会う。恋人同士か手を繋いでいるものもいるところは日本と同じだが、迷彩服が違和感を与える。
20分も乗っていた頃、かなりびっこを引いた若者が、座っている全員に写真を配って回り始めた。何事かと見ていたところ、一通り配り終えたら回収しだした。見ていると1,000ウォン札を渡している人が結構いた。こちら何もしないでいたら黙って写真のみ回収していった。日本でならさしずめ、傷痍軍人の寄付行為みたいなものか。ただし、この若者は写真を見た限りでは、病気で障害になったと訴えているようであった。自分は、偽障害ではと思ったが・・・。
水原へ行く車中から外を見ていると、タイル張りで飾りのような屋根や窓枠を白く塗りつぶしたように縁取りしている家が多い。一戸建てという感じでなく、かといって長屋という感じでもなく、比較的低層の家並みが続く。なんか雑然とした感じ。北海道あたりの家のように、ほとんどの家に煙突がある。既存の高層マンションや建築中の高層建物は目に付くが、いたるところ工事中ばかりの感じがする。

11時20分水原駅着。30〜40年前の渋谷駅前の感じ。雑然としているが人の流れは多い。タクシー待ちの人の流れが切れない。民族村へ行く無料シャトルバスの乗り場を探したが、それらしきものは全然目に付かない。駅前に英語表示のインフォメーションセンターの建物があったのでここで聞いたところ、日本語の分かる年輩の女性がシャトルバスは12時10分であると教えてくれ、時間まで中に入っていたらということで建物に入って待たせてもらう。
この女性は昭和3年生まれで、日本人を中心に案内をしている方であった。記帳簿が備えられていて、すでに何人もの日本人がここでお世話になったようだ。しかし、人の流れがシャトルバスに向かっているのではと想像していた自分たちが悪いかもしれないが、乗り場の案内板一つ無いのはどうかと思う。あっても分からないには違いないが・・・。現地人でも分からないような感じの所から発車した。

12時15分水原駅出発。40分乗って韓国民族村に到着。韓国民族村は一面という感じでないが雪が残っていた。寒い。
最初に昼飯で、石焼きビビンバ定食を食べる。初めて食べる本格的なもので、鉄鍋にご飯、肉等の具がのっていて、これに味噌のたれを付けてかき混ぜて食べると教えてくれた。食べている最中にもおこげが出来るくらい熱くやいた鍋に盛ってあり、最後まで冷めずに食べられた。味もよく、キムチもうまい。
民族村は、李氏朝鮮時代の文化や生活を体験するという触れ込みだけあり、実演しているところ等見所は沢山あったが時間も少なく寒さもあり、駆け足見学でした。

15時00分民族村出発。帰りのシャトルバスが3時にでる事は聞いてきたが、どこから発車するのか分からない。あちこちウロウロしてようやくそれらしきバスを探り当て、乗り込もうとしたら違うような表情をされ、とまどったがどうやら乗り込めた。ここでも、案内板一つ無い場所から出発した。お昼を食べたところを含めて、日本語の分かる人ゼロでした。

16時15分水原駅帰路につく。民族村からのバスは50分で駅に着いたが、さて、水原駅で帰りの切符を買おうとしたが、水原駅は切符売り場が特急用と自分たちが乗ろうとする各駅停車の電車の切符売り場がある。最初、特急売場をウロウロしていた。全然分からずで再び案内所のおばさんに聞き、ようやく切符を買う場所は分かったが、買い方まで聞いたわけでなく、どこまでと言えば分かるかで悩む。でも、窓口は市庁駅で通じた。市庁駅とはソール市庁舎のある駅のことで、日本語読みがそのまま通じるところもあるようだ。
水原駅のゲートは自動化されているが、切符売り場は対面販売で、窓の中を見たところ、ウォン貨幣や紙幣が雑然と、本当に山のような感じで置いてあり、釣り銭等はその中からだしていた。水原駅もホームに時刻表はない。行き先等は全てハングル文字なので読めないが、始発電車のため間違いなく乗り込めた。水原駅から市庁駅までは、1時間近くかかり国鉄と地下鉄の相互乗り入れ区間であるが、運賃は800ウォンと安い。
帰りの電車の中で、山が切符を自動改札で取り忘れたことに気がつき、どうしようかと思案。持っていた観光用辞書で「切符を紛失しましたがどうしたらいいですか」というのを探し、市庁駅の改札にいたおじいさんにみせたところ、最初は勘違いしていたようだったが、意味が分かったらフリーパスで通してくれました。

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