2004/7/17 祇園祭

宮田村にある津島神社の祗園祭は、駒ヶ岳と並び、宮田の夏の代名詞となっている。江戸時代の天保期に奉られて以来、特異な祭典とともに今日まで脈々と伝わり、その風変わりな風習から天下の奇祭の称されており、宮田人の誇り。
あばれ神輿は成人の男性しか担ぐことができない。桧でできた神輿に素戔鳴尊を乗せて5時間近く街を練り歩いたのち神輿は神社へと戻り、次に神主を先頭に氏子総代が続いて神輿から素戔鳴尊を降ろして社殿へと移動する。その後、神輿は神社の階段の上から何度も叩き落され、その破片を家に持ち帰って屋根の上にあげておくと、疫病除けや火災除けになるといわれており、集まった群集が競って破片を奪いあう。最後に真柱一本になるまで打ち壊された後、神輿の真柱は社殿へと献納されます。

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