2008/11/18 斎場に向かう

16日19時5分 死去
17日18時 枕経、湯官
18日 9時 くぎ打ち、出棺
18日10時 伊南聖苑火葬
18日14時 告別式
18日15時 納骨

叔父さんの弔辞
人生93歳の天命を全うされた姉さんにお別れの言葉をお送りします。
病に倒れた様子は、奇しくも私は、信大病院のベットの上で知りました。 病の身ですぐには会いに行くことがでませんでしたが、幸いに3月24日退院することができ、25日にお見舞いに行きました。 話すこともまた顔を見合せることもできずに寂しい姉になってしまいました。生あるものの宿命といへども、私としては残念で断腸の思いでなりませんでした。 それから8か月帰らぬ人となってしまいました。
ご家族皆様に心よりお悔やみ申し上げます。
苦しまず、傷つかず93歳の生涯を全うされた姉さんは、弟の私から見ると、幸せの中で旅立つことができたと思います。 姉さんは7人兄弟の長女として、少女時代から両親を助け弟や妹の面倒を見ながら苦楽とともに成長されて、縁あって春日清さんと結婚されました。 昭和初期の日本が軍国主義の時代で、職業上異国の地朝鮮(今の韓国)に渡り、夢と希望を抱いて新婚時代を過ごしました。
戦争が激しくなり、主人が現地で徴兵され戦場で帰らぬ人となりました。そして終戦、三人の子供を生きがいに、着の身着のままでやっとの思いで日本に帰ることができました。
故郷に帰ってからは、まさに波乱万丈の生活の中で三人の子供を学校に出して、子供たちのそれぞれの生活を安定させました。 晩年は、子供夫婦や孫たちに、ばあさんばあさんと言われ親しまれておりました。また、孫の敬治君の結婚式に出席されて、兄弟子供たちと一緒に写真を撮った、あの時のうれしそうな笑顔は忘れることのできない思い出となりました。
私も7人兄弟の中で一人残りましたが、命のある限り頑張っていきたいと思います。
姉さん、これが最後です。長い間ありがとう。 さようなら。さようなら。
平成20年11月18日  弟  兼行

一つ前のページに戻る