2012/4/12 金峯山寺花供会式大名行列

大名行列は、1000年の歴史を持つ金峯山寺の伝統法会で、奴行列を先頭に金峯山の鬼、お稚児さん、山伏、僧侶、そして行列の最後は管長猊下が乗られた大名籠と続く10万石の格式を持った行列。毎年吉野山の桜が満開となる4月10日〜12日に行われる。
金峯山寺の本堂が蔵王堂。秘仏本尊蔵王権現(約7m)三体のほか、多くの尊像を安置している。重層入母屋造り、桧皮葺き、高さ34メートル、四方36メートル。堂々とした威容の中に、優雅さがあり、たいへん勝れた建築という高い評価を得ている。金峯山寺内では古くから、白鳳年間に、役行者(えんのぎょうじゃ)が創建されたと伝えており、また、奈良時代に、行基菩薩が改修されたとも、伝えている。その後、平安時代から幾度か焼失と再建を繰り返し、現在の建物は天正20年(1592)頃に完成したものです。大正5年から13年にかけて、解体修理が行なわれ、昭和55年から59年にかけて、屋根の桧皮の葺き替えを主として大修理を行なった。
木造建築では、東大寺大仏殿に続く大きさとか。

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