Special

Best of 2005

1.Bright Eyes/ I’m Wide Awake,It’s Morning
音楽って人の心に触れられるものでしょ

恥ずかしながら、このアルバムと同時発売したもう一枚を出すまで彼らの存在を知りませんでした。コナー君は13才の時から音楽活動をしているんですね、まるでBenLeeみたいです。こういった若い才能がいきなりビルボードのチャートで上位を占めてしまうアメリカの音楽会は、まだ捨てたものじゃありません。どちらかというと、アメリカに限らず音楽業界が消費型になりつつあるじゃないですか。売れればただそれでいいみたいな。売れる要素は確かに必要かもしれないけど、アートのように残るものを作らなければいけないと思う。そして、人の心を動かすものを。音楽はコミュニケーションの一種であって、ミュージシャンは人の心に触れたいから音楽を作っていると私は考えるのですがみなさんはどうでしょうか?フィーリングで音楽を感じる時代は終わったのですかね。(笑)


2.Death Cab For Cutie/ PLANS
キューティ鈴木って今何してるんだろ(笑)

やっぱりこの人たちはいい曲作りますね、安定感がありますよ。アルバムの流れるような構成はアートの領域を超えていますね。最近はデスキャブとポスタルサービスが私のIPODのヘビロテです。この人たちほどメロウって言葉が似合うバンドはいないかも知れませんね。


3.Fiona Apple/ Extraordinary Machine
お帰りなさい、リンゴちゃん

前作から何年の月日が流れたのでしょうか。アルバムを出したくても出してくれないレコード会社との衝突。お疲れ様です、そしてお帰りなさい、リンゴちゃん。このアルバムは幾多の苦難を乗り越えて来た彼女の女性としての強さを感じずにはいられないアルバムであります。強い女性って憧れませんか。(笑)


4.Jack Johnson/ In Between Dreams
オノハワイアンが懐かしい
いやーこのアルバムを聞くと、ハワイの心地よい波風を思い出させてくれるんですよね。この人の生活観が滲み出たリズムが私をリラックスさせてくれます。(笑)混沌とした日常から、私を解放してくれます。ああ、サーフィンにいつかトライしたいっすね。


5.Vitalic/ OK Cowboy
ダンシン オール ナイト!!

あんまり打ち込み系って好きじゃないんですけど、この人たちはイイっすね。デジタルパンクぽくって、縦ノリ系の音で。私こういう系って、アポロ440やATRしか聴いたこと無いんですが、はまりつつあります。チョット最近、新しい音楽の幅を広げるために、ロック以外の音楽も聴いています。これを機にのめり込んじゃうかもしれません。


6.Baby Shambles / Down In Albion
極上のマリファナあるよ(笑)

うーん、溜息しか出ないかも。いやーアルバムとしては素晴らしいんですが、ピーター君の素行には目に余るものがありまして。相変わらずお薬を止められないようで、、、今死んでも伝説にはなれませんよ(笑)Noと言える勇気が大切ですよ。私も向こうで、片言の日本語で、「ゴクジョウノマリファナアルヨ、50デイイ」って言われました。私はキッパリ、「三秒以内に俺の前から消えろ」と言ってやりました。(笑)


7.Aimee Mann/ The Forgotten Arm
ドロップキックマーフィーズのジャケに似てる件について

いやー彼女のライブは素晴らしかったです。若干年齢層が高かったですけど、楽しめました。私の中で彼女はとてもプライドが高い人だと思っていたんですが、ライブで時折見せてくれた彼女の笑顔が証明してくれたように、私の思い違いでした。自分の音楽には自信を持ってやっている姿勢がまじまじと伝わるアルバムであります。


8.British Sea Power/ Open Season
横須賀海軍カレーを食べながら

1stのような駆け抜けていくような疾走感は無くなりました。しかしながら、曲自体のクオリティーは格段に上がったような気がします。最近のUKROCKって2ndでポシャンしちゃうバンドが多いじゃないですか、彼らはそうならなくて良かったです。是非、来年は単独来日してくださいね。


9.SYSTEM OF A DOWN/ MEZMERIZE
焼肉定食

ヘヴィーロックって最近死語になりつつありますよね。今はニューメタルって言うんですかね?私はこの人たちの毒性を聞いて以来、虜になった一人であります。現代版フェイスノーモアみたいな感じで好きですね、政治色も強いですし。この作品から、メンバーのダロンが曲において前面に出てくるようになってなんか違和感があると私の友人が言っていましたが、私はむしろそれが気に入っております。ただ最近出たもう一枚のアルバムはどうなんでしょ?って感じですよね。一年に2枚出す必要性があったのかなと疑問に感じます。


10.Sigur Ros/ Takk
私をスキーに連れてって(笑)
なんかシガーロスのファンの間では賛否両論を呼んだみたいですね、このアルバムは。私はそんなに悪い内容じゃ無いと思いますけどね。ビョークと同郷だけあって、なんか私を不思議な世界に連れてってくれるんですよ。川端康成の雪国みたいにこのアルバムを聞き出したら辺り一面が白い世界になるんですよね。(笑)


10.WEEZER/ Make believe
ショッパイ試合ですいませんBy平田
10位はもう一枚あります。うーん、正直イマイチなんですが。曲自体はイイ曲が何曲かありますが、一枚のアルバムとしては、、、好きなバンドの一つであるが故に、私の求めているものが大き過ぎるのでしょうか。なんかあっさりし過ぎている。



Best of 2004

1.Velvet Teen/ Elysium
末恐ろしい存在

今年は1位から3位まではホント微妙な差なんですが、彼らのライブにも行ったということで1位と選ばさせてもらいました。私は1stを出した頃から彼らのファンです。彼らの作品は死などテーマが重くて、少し排他的な世界観を描いています。今作も一瞬自分が何処にいるのか忘れさせてしまうほど、幻想的なアルバムであります。ライブでもその世界観が表現出来ていました。まだ若いので、これからどうなるのかが非常に楽しみでもあります。


2.Wilco / A Ghost Is Born
これを聞きながら環七でも走りたい。

ウィルコはもうアメリカを代表するバンドと言っても過言ではありません。このアルバムで自分たちのポジションやスタンスをより明確にしたような気がします。カントリーサイドな音作りなのだが、何処となくオルタナの空気もする、それが彼らの魅力ですね。私はこのアルバムを聞きながら車で環七でも走りたいです。


3.U2 / How to Dismantle an Atomic Bomb
永久に不滅なんです!!

例の3部作を終え、前作で原点回帰し、そして迎えた今作。ホントに凄いアルバムです。守りに入らず、攻め続ける姿勢はどのバンドも真似できないでしょう。若かりし頃にWARを聞いて生まれた興奮が蘇ってきました。またこのアルバムのキーマンは、エッジと言っても過言では無い位、大活躍していますよね。あとはジャパンツアーを祈るだけです。前回は飛ばされたので。(涙)


4.THE LIBERTINES / THE LIBERTINES
ハラハラ、どきどき
度重なるバンド内のゴタゴタや様々なトラブルで、ホントにどうなってしまうのか心配していた矢先にリーリスされたアルバムです。正直、聞いていられない程の痛々しさがあります。ドラッグでヘロヘロなピータをスタジオに連れて来て、ヴォーカルやらせるってアリチェンのレインみたいですね。(苦笑)彼らのこれからがかなり心配です。うーん、やっぱり解散して別々でやっていくんでしょうかね?



5.PJ Harvey/Uh Huh Her
姉さんは音楽を超越しています

私は女性アーティストも好きです。特にフィオナアップル、エイミーマン、そしてPJ姉さんが好きです。姉さんの魅力は詩ですね。時には官能的な詩を、ある時はまるで吟遊詩人みたいな詩を書きます。その感性豊かな詩と、叙情溢れる音がマッチした今作を聞かずして今年は語れないでしょう。




6.Keane/ Hopes and Fears
ミニにタコ(笑)

うーん、ホント耳にタコが出来るくらい聞いた彼らの曲。街頭、ラジオ、ライブハウス、あらゆる場所で。アメリカでも結構ウケがいいみたいで、第二のコールドプレイみたいな扱い方をされていますえ。それが良いか悪いかは別としても、今年出てきたUKの新人の中では頭一つ抜けているかなと思います。



7.Manic Street Preachers/ Lifeblood
一生、大口叩いていてくださいねぇー

「クラッシュよりアルバムを出すのはナンセンス過ぎる」と言って解散臭をプンプンさせていたマニックス。そんな彼等の新作は今までの作品と比べて一段とクォリティーがあがったような気がする。まるでU2のようなベテランバンドが曲を作っているんじゃないかと思わせるくらい素晴らしいです。まぁ彼等もベテランと言われる域に入りましたけどねぇ。来年の来日公演、私も参戦予定です。



8.The Delgados/ Universal Audio
なんか癒される

私の中ではデルガドスとか後期のマーキュリーレブが癒し系の音楽になるんですよね。この約2年ぶり?の新作も上質のポップアルバムでございます。私はグレートイースタンから彼らのファンになりました。何処となくほのぼのとしていて、あとツインボーカルもたまりません。そういえば来年だったけ、来日するんですよね。私は行こうか悩み中です。



9.A Perfect Circle/ Emotive
アーぺーセーとは関係ありません。

まさかこんなに早く3rdアルバムがリリースされるとは思ってもいなかった。ジェームスイハの加入などにより層が増したAPC、しかも今回のアルバムは半分以上がカバーという内容です。ジョンレノンのイマジンなんて本来こうあるべきなんじゃないかと思わせるほどの出来栄えであります。うーんでもAPCの活動もいいけど、早くTOOLの活動を再開させてくださいな。



10.The Von Bondies/ Pawn Shoppe Heart
佐久間のドロップみたい...
10位候補にはアイカラコルト、キラーズ、フランツなどがありましたが、ピン差でヴォンボンとなりました。今作はホワイトストライプスのジャック君をかなり失望かつ怒らせたみたいで。私はこのバンドのB級ぽっさに惹かれました。曲の随所に女性メンバーのバックコーラスが更にB級ぽっさに拍車をかけています。なんか懐かしさを滲み出していますよね。