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【 未 】 |
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〔音〕 …音読み
◎ミ
…まだその時がこない。まだその事が実現し終わらない。いまだしい。打消しの語。 ⇒<例>未然(みぜん)
◎ビ
…十二支の第八。 ⇒<例>癸未(きび)
〔訓〕 …訓読み
−
〔意〕 …意味読み
◎いまだし
◎いまだしや
◎いまだ…せず
◎ない
◎ひつじ …十二支の第八。方向では南南西、時刻では午後二時、または午後一時から三時までの間を指した。
◎まだ(未だ) …予想または予期する段階にまで至らない意で使う語。
…(1)その時もなお、以前と変わりが起こらない状態にあること。 ⇒<例>雪が未(ま)だやまない ⇒当時は未(ま)だ若かった
⇒未(ま)だ行ったことの無い国 →{多くはあとに打消しを伴う}
…(2)思い描く水準や限界にはなお達しないこと。 ⇒<例>未(ま)だもっと寒くなるぞ ⇒急げば未(ま)だ間に合う
⇒町までは未(ま)だ五キロある ⇒この方が未(ま)だましだ ⇒お前は太郎より未(ま)だ始末が悪い
→{最後の例のように、許容限度に収まらない場合にも使う。}
…(3){後に打消しを伴って}基準点を越えてからの量が大したことがないこと。
⇒未(ま)だ一分しかたたない ⇒未(ま)だ三キロも歩かない →{「いまだ」の転。}
⇒未(ま)だいまだ{と重ねて使うことがあり、この時の「まだ」は「なお」に近い気持。}
◎まだしも(未だしも)
…まだそうでもないが。まだそう悪くもないが。 ⇒あの事は未(ま)だしも、これは困る →{「しも」は強めの助詞}
◎まだまだ(未だ未だ)
…「まだ」を強めた語。 ⇒未(ま)だ未(ま)だ若い者には負けない
◎いまだ(未だ)
…まだ(1)(3)。 ⇒未(いま)だかつて無い事件 ⇒未(いま)だ五名を出ない
◎いまだしい(未だしい)
…まだ十分でない。時期が早い。未熟である。
⇒<例>腕もなお未(いま)だしい →{「いまだしの感がある」のように、これの文語終止形を使うこともある。}
◎いまだに(未だに)
…まだ(1)。 ⇒未(いま)だに決定に至らない ⇒未(いま)だに独身だ
〔総画数〕 05 |
〔述語〕
◇未然(みぜん) 未来(みらい) 未知(みち) 未明(みめい) 未発(みはつ) 未遂(みすい) 未熟(みじゅく) 未練(みれん) 未決(みけつ)
未済(みさい) 未完(みかん) 未納(みのう) 未満(みまん) 未成年(みせいねん) 未曾有(みぞう) 未生以前(みしょういぜん)
前代未聞(ぜんだいみもん)
◇癸未(きび) |
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