|
|
|
|
|
[03]海流の不思議 〜自問自答〜 |
前頁◀ |
【 #03 海流の不思議 〜自問自答〜 】 |
▶次頁 |
|
|
|
|
■海流の不思議 〜自問自答〜 |
2002.10.03.Thu |
|
日本近海には、いくつかの寒流、暖流からなる海流がある。これらの海流は、貿易風、偏西風などによって、また、陸水の流入や海の温度差によって起こるとされている。海流の流れは、地図上で、A方向からB方向へと矢印で示されるが、A点からB点へと、始点と終点が伴わないのが一般的な説明である。即ち、水の流れは、高い所から低い所へと流れる。この考えを海水、海洋へ適用するとどうなるだろう。地図上では平面であるため海水、海洋に対して、高低差による流れの環流性を説明することが困難である。この点が不可解である。
先般、一つの情報が得られた。それは、メキシコ湾暖流が、イギリス西方沖を越え、アイスランドとグリーンランドの中間域に達すると、海底に向かって降り注ぐ流れが発生しているというものである。これを用いると、メキシコ湾暖流である海面層で起こる海流@は、アイスランドとグリー
ンランドの中間域で、海面層から海底層に向かって降り注がれる垂海流Aとなり、海底層(深海)で起こる海流Bへと繋がることになる。これによれば、水の流れと同様に、海水、海洋に対して高低差による流れの環流性を説明することが可能となる。但し、海面層から海底層に向かって降り注がれる垂海流Aが何故、発生するのかが問題である。今後の調査、研究が待たれる。 |
|
|
|
∈∋ |
|
∈ |
∈∋ |
∈∋ |
∋ |
|
|
|
|