チャック狂の悪夢から覚めると、ベガスは今日も雲一つない快晴。
LAから同行してくれた友人は、
ガールフレンドと共にLAへ帰るため、この日は別行動。
この日はマイナーリーグの「ラスベガス51s」の広報に取材する為、
強力な助っ人が合流してくれた。
ラスベガス在住の短期留学時代の友人。
友人は、探せば世界中にいるものだな…と実感。
快くサポートしてくれる、温かい友人たちに恵まれ幸せだ。
本日の目的地は、ダウンタウンにある51sのホームスタジアム
「Cashmans Field」。
「Cashmans」、直訳すると「現金男」、金の亡者ってことか、
何ともラスベガスらしい名前で気に入った。
街を走ると、至る所でホテルの建築、増築が目立つ。
近年のラスベガスは、景気が良く、人口増加も全米有数の上昇率らしい。
病院や学校も増え、凄まじい速さで街が広がっている。
面白い街だねぇ…なんて、友人と話しているうちに、「Cashmans Field」に到着。
「ラスベガス・51s」は、ネバダ州で唯一のプロ野球チーム。
MLBサンディエゴ・パドレス傘下のAAAのチームだ。
カジノ・エンターテイメントの街に、野球チームがあるとは知らなかった。
ラスベガス在住の友人ですら知らなかったようだ。
真っ青な空、照り付ける太陽、涼しい風、絨毯のような芝生。
なんと開放的なスタジアム。
スタジアムの向こうには、赤土むき出しの岩山が連なる絶景。
マリナーズのイチロー選手も、このスタジアムがお気に入りの様で、
毎年来ているらしい(51s広報談)。
因みに、この時の気温、48度。
野球をやる環境ではない。
観戦する方も、水分をこまめに摂取しないと倒れてしまう。
暑くてジッと野球など見ていられない。
ドリンクを買いに席を立ち、ウロウロ。
AAAと言えども、スタジアムには子供だらけ。
チームが地域・学校・病院等のコミュニティーに対して、
様々な施策を行っているからだが、子供のファンが多いのは
やはり理想的なことだ。
※レポート参照:Minor League Baseball
ファールボールが飛んでくるのを待ち構える少年。
お揃いの51sのキャップをかぶり観戦する親子連れ。
決して可愛くないマスコットも、ここでは人気者。
マイナーリーグと言えども、子供用品は充実。
日本のファーム(二軍)からは、考えられない光景だ。
50度近い気温の中、野球をする選手の凄みを感じる一枚。
このスタジアムのユニークな点は、
レフトのファールグラウンド内にあるパティオシート。
パティオ目線で見ると、こんな感じだ。
バフェ形式の食事をしながら、選手目線で野球観戦を楽しめる。
接待に使われたり、場合によってはBBQも出来るらしい。
それから、バックネット裏の「砂被り席」。
年間シーズンシートのパッケージで毎年完売だという。
マイナーリーグと言えども、
この近さ、この目線は堪らない。
違う意味で「暑かった」試合もゲームセット。
51sの勝利。
汗だくでスタジアムを出ると、嬉しいファンサービス。
地元のリプトン社が、冷たいドリンクを配布してくれた。
友人と共に、生き返る。
二人とも、もちろん一気に飲み干した。
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